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​毛筆講座 古典シリーズ 書の鑑

自宅で嗜む墨の香り 美しい筆文字を学ぶ

​​ なんでもパソコンで済ましてしまう今だからこそ美しい筆文字が輝きます。ご自宅でゆっくりと、実のりある趣味を楽しみませんか?

 晴耕雨墨の毛筆講座では書道の古典を学びます。過去の偉大な名家が遺した書跡を学ぶことによって、文字を書くことの基礎や筆運びを理解することができます。

 講座は八種類の古典をご用意しております。どの古典シリーズも筆を初めて持つ初心者から古典をより深く学びたい方まで、細かく優しく指導致します。

 書道教室に忙しくて通えない方、一人でじっくり勉強したい方におすすめの講座です。

 

 

​ 学習期間は約15ヶ月(全15回)になりますが、受講者様の勉強ペースで構いません。

 1回2枚ずつ(半紙2枚)学んでいきます。

​添削

 添削は1回分につき、1枚の添削シートを同封いたします。同じく同封の封筒に清書を入れ、切手を貼って返送頂ければ添削をいたします。

​ 添削シートには、疑問や質問などありましたら、何でもお書きください。

​ブラッシュアップ!

 第1回から第15回までの添削を終えられた方はカリキュラムの修了となります。楽しみながら最後まで学習していただけたらと思います

​ まだ勉強を続けてみたい!という方のために、「第二巻」や他の古典シリーズも企画、ご用意しておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

​学習期間

九成宮醴泉銘

​唐 欧陽詢(557〜641)

 九成宮醴泉銘の「醴泉」とは甘い水が湧き出る泉、国家にめでたい事が起きる前触れのしるしといわれています。離宮九成宮に醴泉が湧き、これは一大祥瑞であるというので皇帝太宗はすぐさま記念碑建立を命じました。そこで選ばれたのが欧陽詢で、彼が七十六歳の時の書です。

 九成宮の臨書にあたって、筆画ばかりに注目するのではなく、余白を見ることも大切です。何も無い空間やスキマをしっかり観察することで、真の姿が見えてくるかもしれません。


九成宮醴泉銘
シリーズ
(全15回)

​25,000円(税込)

​孔子廟堂碑

​唐 虞世南(558〜638)

貞觀二年(628)長安の孔子廟再建と文教宣揚の趣旨を碑に刻す要請があり、時の皇帝太宗に撰文(文章を作ること)と書丹(碑に揮毫すること)を命じられたのが虞世南です。虞世南は書聖王羲之や王献之を修め正統な書風を学んだと伝えられています。原石は建碑まもなく火災で消失、その後重刻を重ね、その内の宋代に作られた一石が西安の碑林博物館に保管されています。

 孔子廟堂碑は欧陽詢の九成宮醴泉銘と同じく縦長な造形の楷書ですが、胴が少しふっくらと柔らかくて、九成宮の厳しさと比べると優しい印象なのがポイントです。一見、平坦な楷書ですが臨書を重ねるとその絶妙なバランスが魅力に感じると思います。


​孔子廟堂碑
シリーズ
(全15回)

​25,000円(税込)

雁塔聖教序

​唐 褚遂良(596〜658)

 西安市南郊の慈恩寺境内、そこに市街を一望できる高さ64メートルの塔が建っています。『西遊記』でおなじみ玄奘三蔵がインドから持ち帰った大量のサンスクリット語の経典や仏像などを保存するために建てられたこの塔を大雁塔といい、一階の入口東に「大唐三蔵聖教序記」、西に「大唐三蔵聖教之序」の二碑が嵌め込まれています。書者は褚遂良、五十八歳の筆と伝えられています。

 雁塔聖教序は行書のように流れる筆意と抒情性が特徴です。ちょうど楷書と行書の中間のような書風なので行書の入門編としてもおすすめな古典です。


​雁塔聖教序
シリーズ
(全15回)

​25,000円(税込)

​蘭亭叙

​東晋 王羲之(303〜361)

書道を勉強する者にとって必修の古典とされる王羲之の蘭亭序、真跡は王羲之信者だった唐・太宗の死去にともなって墓所に陪葬されたと伝えられています。太宗は生前、蘭亭序を複製制作の専門家(搨書人)に模写させたり、あるいは欧陽詢ら書の名手に臨書させ複製の制作に取り組みました。

 一点一画どんなに細かい所も忠実にマネをする、これが臨書です。もちろん最初はうまく書けず苦しい時もあります。しかし何十、何百枚と書くことによって文字の持つ美しさ、造形の魅力、そして古典の線質の奥深さを発見できると思います。


​蘭亭叙
シリーズ
(全15回)

​25,000円(税込)

お手本のみ

(添削無し)

​7,000円(税込)

​蜀素帖

​宋 米芾(1051〜1107

 北宋の三大家といえば、蘇軾、黄庭堅、米芾で、三者三様それぞれの芸術を確率しました。蜀素帖はその三大家の最年少、米芾の書跡で現在台北故宮に保管されています。

 行書の古典というと蘭亭敘、集字聖教序が人気ですが、この蜀素帖も見逃せません。字形や筆順など複雑な部分もありますが、運筆の躍動感、造形の変化の妙を味わえる古典でしょう。より作品的、創作に向けての勉強をしたいなと思っている方におすすめです!

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​蜀素帖
シリーズ
(全15回)

​25,000円(税込)

​集字聖教序

​東晋 王羲之(303〜361)

 唐の皇帝太宗は熱狂的な王羲之のファンで宮中に沢山の遺作を蒐集していました。そんな太宗の命令で、懐仁というお坊さんが長い年月をかけて王羲之の字を集め完成させたのが集字聖教序です。原石は現在、西安の碑林に保管されています。

 王羲之の字を集め、字のないものは偏旁を取り合わせ、また縮小拡大などをして作られた為、文字の造形に多少不自然なところがありますが、欠けや風化が少なく字画もはっきりしてわかりやすいので、王羲之入門編としてはとてもおすすめの古典です。


​集字聖教序
シリーズ
(全15回)

​25,000円(税込)

​曹全碑

​後漢 中平二年(185)

 曹全という人の頌徳碑で、漢時代を代表する隷書碑です。中平二年(185)に建てられ、すぐ土中に埋められたと推測されています。その為、文字に欠けが少なく良好で、はじめての隷書学習には最適の古典です。原碑は現在、西安の碑林博物館に保存されています。

 隷書には特有の決まり事があります。例えば「起筆を蔵鋒にする」だったり「波勢」や「波磔」などの運筆と構造があります。馴れないうちは書きづらいと感じるかもしれませんがコツを掴めば他の書体では味わえない隷書の楽しさがあると思います。


​曹全碑
シリーズ
(全15回)

​25,000円(税込)

(全15回)

​12,000円(税込)

(全15回)

​12,000円(税込)

​礼器碑

​後漢 永寿二年(156

 隷書は漢代に絶頂期を迎えましたが、その代表的存在が曹全碑、乙瑛碑、史晨碑、そして礼器碑です。現代中国の山東省を古名で「魯」と呼びますが、永寿二年(156)魯の大臣韓勅が孔子廟ならびに孔廟の祭器を修復し、また孔子の親族の子孫に恩恵を与えました。この功績を称え韓勅の関係者が立碑したのが礼器碑で、現在山東省の曲阜碑林(漢魏六朝碑刻陳列室)に保管されています。

 曹全碑が女性的なしなやかな線が特徴だとしたら礼器碑は男性的な線でしょうか。細身に感じますが、とても歯切れの良いリズムがポイントの隷書です。線のキレ、そして隷書のカッチリとした構造を学んでいただけたらなと思います


​礼器碑
シリーズ
(全15回)

​25,000円(税込)

​書譜

唐 孫過庭(648〜703)

 書譜は王羲之書法でもって復古を主張した書の技法論です。作者は孫過庭(648年?~708年?)で現在台北故宮博物院に所蔵されています。孫過庭についてはっきりとした資料が無く生卒年、学書の経歴(誰に師事し何を勉強し影響を受けたかなど)も定かではありません。しかし書譜は王羲之十七帖と並んで草書の古典として現在でも高い評価を得ています。

 書譜全体を一字ずつゆっくり眺めてみますと、とても力強く、シャープな線でキリッと書いてあります。そして厚みのある太い線と軽やかな細い線、どっしりと動きを抑えた重厚な字としなやかな動きの淡泊な字がさりげなく自然に交錯し、変化に富んで、この書の表情を豊かにしています。この相反する線と字の交錯が書譜臨書の面白さの一つです。


​書譜
シリーズ
(全15回)

​25,000円(税込)

お手本に使用している筆

​墨彩舎オリジナル筆「雪碧」

 毛筆講座で使用している筆は墨彩舎オリジナル筆の「雪碧 せっぺき」です。


良質のイタチ毛を使用。中心に馬毛を使用しているため程よい弾力と、まとまりに優れています。穂の長さ、太さの絶妙なバランスにこだわりました。


先が利くため扱いやすい筆に仕上がっておりますので、初心者から経験者まで幅広くお使いいただけます。適度な弾力でコントロールしやすく、楷書はもちろん行書、草書、隷書など幅広くお使いいただける万能筆です。

ご希望の方は下記のリンクからご注文して下さい!

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