毛筆講座 古典シリーズ 書の鑑
自宅で嗜む墨の香り 美しい筆文字を学ぶ
なんでもパソコンで済ましてしまう今だからこそ美しい筆文字が輝きます。ご自宅でゆっくりと、実のりある趣味を楽しみませんか?
晴耕雨墨の毛筆講座では書道の古典を学びます。過去の偉大な名家が遺した書跡を学ぶことによって、文字を書くことの基礎や筆運びを理解することができます。
講座は八種類の古典をご用意しております。どの古典シリーズも筆を初めて持つ初心者から古典をより深く学びたい方まで、細かく優しく指導致します。
書道教室に忙しくて通えない方、一人でじっくり勉強したい方におすすめの講座です。
学習期間は約15ヶ月(全15回)になりますが、受講者様の勉強ペースで構いません。
1回2枚ずつ(半紙2枚)学んでいきます。
添削
添削は1回分につき、1枚の添削シートを同封いたします。同じく同封の封筒に清書を入れ、切手を貼って返送頂ければ添削をいたします。
添削シートには、疑問や質問などありましたら、何でもお書きください。
ブラッシュアップ!
第1回から第15回までの添削を終えられた方はカリキュラムの修了となります。楽しみながら最後まで学習していただけたらと思います
まだ勉強を続けてみたい!という方のために、「第二巻」や他の古典シリーズも企画、ご用意しておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
学習期間
孔子廟堂碑
唐 虞世南(558〜638)
貞觀二年(628)長安の孔子廟再建と文教宣揚の趣旨を碑に刻す要請があり、時の皇帝太宗に撰文(文章を作ること)と書丹(碑に揮毫すること)を命じられたのが虞世南です。虞世南は書聖王羲之や王献之を修め正統な書風を学んだと伝えられています。原石は建碑まもなく火災で消失、その後重刻を重ね、その内の宋代に作られた一石が西安の碑林博物館に保管されています。
孔子廟堂碑は欧陽詢の九成宮醴泉銘と同じく縦長な造形の楷書ですが、胴が少しふっくらと柔らかくて、九成宮の厳しさと比べると優しい印象なのがポイントです。一見、平坦な楷書ですが臨書を重ねるとその絶妙なバランスが魅力に感じると思います。
孔子廟堂碑
シリーズ
(全15回)
25,000円(税込)
(全15回)
12,000円(税込)
③
(全15回)
12,000円(税込)
礼器碑
後漢 永寿二年(156)
隷書は漢代に絶頂期を迎えましたが、その代表的存在が曹全碑、乙瑛碑、史晨碑、そして礼器碑です。現代中国の山東省を古名で「魯」と呼びますが、永寿二年(156)魯の大臣韓勅が孔子廟ならびに孔廟の祭器を修復し、また孔子の親族の子孫に恩恵を与えました。この功績を称え韓勅の関係者が立碑したのが礼器碑で、現在山東省の曲阜碑林(漢魏六朝碑刻陳列室)に保管されています。
曹全碑が女性的なしなやかな線が特徴だとしたら礼器碑は男性的な線でしょうか。細身に感じますが、とても歯切れの良いリズムがポイントの隷書です。線のキレ、そして隷書のカッチリとした構造を学んでいただけたらなと思います。
礼器碑
シリーズ
(全15回)
25,000円(税込)
書譜
唐 孫過庭(648〜703)
書譜は王羲之書法でもって復古を主張した書の技法論です。作者は孫過庭(648年?~708年?)で現在台北故宮博物院に所蔵されています。孫過庭についてはっきりとした資料が無く生卒年、学書の経歴(誰に師事し何を勉強し影響を受けたかなど)も定かではありません。しかし書譜は王羲之十七帖と並んで草書の古典として現在でも高い評価を得ています。
書譜全体を一字ずつゆっくり眺めてみますと、とても力強く、シャープな線でキリッと書いてあります。そして厚みのある太い線と軽やかな細い線、どっしりと動きを抑えた重厚な字としなやかな動きの淡泊な字がさりげなく自然に交錯し、変化に富んで、この書の表情を豊かにしています。この相反する線と字の交錯が書譜臨書の面白さの一つです。
毛筆講座 古典シリーズ一覧
楷書
25,000円(税込)
行書
25,000円(税込)
25,000円(税込)
25,000円(税込)
25,000円(税込)
25,000円(税込)
隷書
25,000円(税込)
25,000円(税込)
草書
25,000円(税込)